「リー・ド・ヴォーのポワレ 新牛蒡のブール・ノワゼット」
時おり雪のチラつくこともありますが、やっと春めいて来ました。日も長くなって外出も楽になりました。フレンチディナーを気軽にお楽しみになりませんか?
今月のおすすめ、最初の一品は「リー・ド・ヴォー」、仔牛にしかない希少な肉の部位です。焼肉で「しびれ」と言われるものと一緒です。柔らかく、まったりとした独特の触感がなんとも言えぬ魅力です。
道産のリー・ド・ヴォーを充分に血抜きし、薄皮を取り、プリプリにポワレします。お相手は香よし、味よしの絶品、新牛蒡。
気分晴れやかにディナーコースをスタートいたしましょう。
「海老とカレイのソーセージ仕立て ソース・アメリケーヌ」
お魚料理は、海老の風味満開の濃厚な一皿。「ソース・アメリケーヌ」は海老の出汁にクリームを加えたオレンジ色のソースです。なぜアメリカン・ソースと言われるのかは、端折ります。
やや控えめなカレイに包まれた海老ソーセージに、海老のソース。海老の相乗効果です。
心ゆくまでお楽しみください。
「豚すね肉と春キャベツのクリーム煮 黒コショウ風味」
お肉料理は、あま~く切ない春キャベツと相性のいい豚肉です。
豚すね肉を塩漬けしてから、ほぐれるまで柔らかくじっくり茹で、そのゆで汁で春キャベツをくちどけ良く茹でます。
春の陽光のやわらかさを感じる一皿です。どうぞお召し上がりください。